Bergenの鉄道 [ヨーロッパの鉄道]
久々のアップとなります.先週末は八重洲口で仕事をしておりました.目の前に新幹線を観ながらの仕事となり,ちょっと700系を観に行きたくはなりましたが,まったく空き時間なし.
模型屋にも行きたかったのですが,すでに岩見沢でございます.
気を取り直しまして...
今日はBergen.ハンザ同盟で発展したノルウェーの古都でございます.一時期は首都でもありますが,ノルウェーの歴史自体,多くの期間をデンマークと同盟していたため,首都の歴史はそんなには長くありません.
そんなBergen.100年ほど前までは大きな都市ではあるのに,Osloからの移動は船に頼らざるおえない遠くの街だったのでした.今日紹介する写真はノルウェー人の念願により作られたベルゲン鉄道のスナップです.
西ノルウェーの難所,数々の山脈とフィヨルドをこえることは大変難しいことだったのかもしれません.しかし,そのベルゲン鉄道,およびソグネフィヨルドの先端にあるFlåmに到達するフロム鉄道は北欧鉄道旅行のハイライトです.
スイス製の電気機関車がフィヨルドを駆け抜けます.山奥で更には永久凍土が残る山岳地帯が電気化されていることに関心をしました.北海道の山奥や,道北,道東などは電気化すらする気がないのにこちらはスイス同様進んでおります.
今回は残念ながらフロム鉄道に乗れませんでした.乗る予定であったのですがスウェーデン国鉄の寝台列車がOsloの乗り入れに遅れたためです.無念でした.またの機会を伺います.
デンマークの時間を多く取ったので次回はノルウェーだけの旅行を企画します.それにしても大好きなDSB,NSB,SJともにまだまだメルクリンのラインナップは少ないですね.これからに期待しています.
ベルゲン駅です.なんとも重厚.Velkommen til Bergenは「ようこそ,ベルゲンに」という意味です.
それにしてもノルウェー語とデンマーク語はよく似ています.書き言葉はほとんど同じですね.
駅って良いですよね. [ヨーロッパの鉄道]
今日は駅についてふれます.
日本の駅と大きく違う所...
それは,改札口がないところかもしれません.システムの根本が違います.ヨーロッパの国鉄,旧国鉄はすべてないでしょう.
だから,チケットがなくてもそのまんま乗れたりする.いけない事ですが.少なくても多くの列車は中でシート代金を払えたりします.
不思議なシステムです.でも,みなさん必ず券を買って,シートをおさえてから乗車しましょうね.今回の写真は2006年の旅行の時の写真です.
今日の写真には載っていませんが,例えばKöln HBFですね.こちらは構内の写真ですが,向かいには”ケルン大聖堂(カトリック)”の建物がそびえ立っています.駅の構内も半円形で美しい.ドイツはこの形の駅が多いかも.
一方,Berlinは駅が大改修.近代的な建物になっているし,DBの本社もこちらに移りました.そして,駅の迎えには”ベルリンの壁”が保存されています.こちらも高くなっていますが,半円形でした.
最後の写真のAmsterdamの駅はなんともちょっと工事中の部分も移っていますが,まるで中世のお城のような雰囲気ですね.外と中の雰囲気が随分と違います.
地域や,文化によって文化は大分違うようです.
今まで行った駅で好きなのは...やはりデンマークのÅrhus HovedbanegårdやKøbenhavns Hovedbanegårdが好きかなぁ.その写真はまた今度にします.
ベルギーでのひと時 [ヨーロッパの鉄道]
昨日に引き続きヨーロッパ鉄道のお話です.
2006年に仕事でスイスに行った帰りの旅行です.ParisからBrussel入りした時と,BrusselからKölnに行くのに使ったタリス(Thalys)です.
なんか,全部1等車だったような気がします.大分前だし,アウェーだったのでわかりません.(ホームはデンマークであると信じています.)
ユーロスターを観てしまった時には,ちょっとベルギーに留まるのを止めて,Londonに行こうか.The Beatlesだって思ったりもしましたが,デンマークで知人と約束をしていたので止めた次第です.はい.
そのタリスですが,とても早いです.300 km/hは出ているのではないのでしょうか.スイスからフランスにTGVを使った時もとても早かったですが,驚きです.
また,ワインレッドの車両が,TGVより上品,ユーロスターより貫禄がありました.ちょっとTGVの姿も見えますね.こっちはパリだと思います.
そんなこんなで,ヨーロッパに行くまで存在を知らなかった,タリスでした.
DSB IC 3 パート1 [ヨーロッパの鉄道]
今日は模型から離れて,本物の時間です.
2009年の夏は,2006年の夏以来のヨーロッパ旅行でした.といっても...
デンマーク,ノルウェー,スウェーデン(線路を走ったのみ)の旅行となります.
激しくメルクリンを購入しはじめた私にとって,この旅行では沢山の鉄道の写真を撮ってくることは,大きな目的のひとつだったのでした.
なんといっても,これから何度か書くとは思いますが,DSBが誇るInert City DSB IC 3の紹介です.私のトップの写真にもドッキングする時の写真がありますが,あの変わったフェイスの持ち主です.
IC 3は1995年に初めて渡欧した時にはもう走っておりました.なんとも風変わりではありましたが,日本にはもちろんない,また,他の国にもこんなデザインと連結時の合理性を持った車両はなかったように思えます.
これはDSBの最新不良車両IC 4が壊れたおかげでKøbenhavn(コペンハーゲン)に行く途中に,運良く?(妻は迷惑がっていましたが)Kolding(コーリン)でReに乗り換え,Fredericia(フルデルシア)でIC 3に乗り換えた時の,連結,および切放しの時の写真です.
ユトランドの南方面(つまりドイツ方面)からきたディーゼル列車と,オーフス方面からきたディーゼル列車が連結されます.通常,単体では3両編成,でもそうなると6-9両編成となります.それに電気車両がつくわけです.
逆から来た場合は,ユトランド半島は電気化がなされていない所があるため,ここでパンタグラフの車両は切放しになります.ディーゼルだけになります.
メルクリンでこちらのDSBのIC 3が発売になることを心待ちにしておりますが,なんとも良いですね.ブサイクで.とても素敵です.結局,DSBはIC 4の開発に失敗し,このIC 3の長期政権が続きそうです.
デンマーク人は「日本の新幹線を発注すれば良かったのに.イタリアの安いメーカーはだめだ」なんていっていたけど.北方ゲルマン人らしい合理的な言葉でした.
DSBについてはまたまた解説します.